先に結論
白い跡は、相手側の塗料や壁面の付着物、あるいはクリア層だけの浅いキズの場合があります。すべてのキズに塗装が必要とは限りません。
まず表面を清掃し、照明下でキズの深さ、塗膜の状態、変形の有無を確認します。写真は初期判断に役立ちますが、最終的な修理方法は実車確認後にご案内します。
01 · 損傷した層を確認
同じ白いキズでも、
修理方法は異なります
表面の付着物・浅い擦れ
清掃後に深い溝がなく、爪が強く引っ掛からない場合は、専門的な清掃や研磨・磨きで改善できる可能性があります。
クリア層のキズ
クリア層内に収まっていても、照明、塗膜の状態、残っているクリア層を確認し、削り過ぎない方法を選びます。
色層・下地・素材の露出
爪が明確に引っ掛かり、下塗り、樹脂、金属が見えている場合、磨きだけでは元に戻せません。
02 · 磨きで対応できる可能性
先に清掃してから、
施工範囲を判断します
- ✓跡が主に表面に残っている
塗料の付着や軽い擦れで、清掃後に跡が大きく薄くなる状態です。
- ✓へこみや変形がない
パネルの形状とボディラインに問題がなく、損傷が表面の塗膜に限られている状態です。
- ✓下地・樹脂・金属が露出していない
照明下で色層と素材の露出がないことを確認し、研磨できる余地を判断します。
小さな範囲で改善できる場合は、必要以上に施工範囲を広げません。ただし、深いキズや塗膜が薄い状態を無理に磨くことも避けます。
03 · 塗装が必要になりやすい状態
次の4つは、
磨きだけでは不十分です
- 01
下地や素材が露出している
色層が失われているため、磨きだけで欠損した塗膜を戻すことはできません。
- 02
爪がはっきり引っ掛かる
キズが深い可能性が高く、どの層まで達しているかを確認して補修します。
- 03
へこみや変形を伴っている
板金やへこみ修理の必要性を確認してから、塗装範囲を決めます。
- 04
金属部に錆が発生している
錆を除去して防錆処理を行い、下塗りと上塗りを復元する必要があります。
04 · 3GMの確認方法
修理方法を決める前の3段階
- 1
表面を清掃
汚れ、ワックス、壁面の付着物、相手側の塗料などを取り除きます。
- 2
深さと塗膜を確認
照明下で観察し、下地や素材の露出、へこみ、変形の有無を確認します。
- 3
修理方法を説明
清掃、研磨・磨き、部分補修、塗装について、仕上がりと施工範囲の違いをご説明します。
FAQ
よくあるご質問
写真だけで塗装が必要か判断できますか?+
写真から大まかな状態は確認できますが、光の反射、汚れ、塗料の付着、キズの深さによって見え方が変わります。正確な判断には、表面を清掃したうえでの実車確認が必要です。
爪が引っ掛からなければ、必ず磨きで直りますか?+
必ずしもそうではありません。爪による確認は目安の一つです。照明下での確認や塗膜の状態も踏まえ、クリア層を削り過ぎないように判断します。
樹脂バンパーのキズは錆びますか?+
樹脂そのものは鉄板のようには錆びません。ただし、深いキズや変形、塗膜の剥がれは損傷状態に応じた補修が必要です。周辺の金属部品もあわせて確認します。

